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Teamプロジェクトチーム

(仮称)ダイワロイヤル有明南
プロジェクトチーム

積み重ねてきた信頼が掴んだ、ビッグプロジェクト。

2018年りんかい線国際展示場駅と、ゆりかもめ有明駅との間に竣工予定の商業ホテル「(仮称)ダイワロイヤル有明南K区画計画」。延べ面積2万1760㎡の複合施設となり、ダイワロイネットの既存店のなかでも最多客室数を誇るビッグプロジェクトとなった。都市・商業ドメインにおいて、都市計画および、基本計画から実施設計まで、幅広い業務領域を担当。

  • 竣工予定
    2018年夏
  • 所在地
    東京都江東区有明
  • 用途
    ホテル、飲食店舗、物販店舗
  • 規模
    延面積約21,760㎡ 地上17階地下1階
  • 構造
    鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 客室数
    368室
  • プロジェクト期間
    2012年春~2018年夏

(仮称)ダイワロイヤル有明南
プロジェクトチーム

積み重ねてきた信頼が掴んだ、
ビッグプロジェクト。

Team Member

HIROMITSU FURUGORI

古郡 宏光

2005年入社

副主幹
意匠設計
インテリアデザイン

SHIHO AOKI

青木 志保

2010年入社

主任
意匠設計

TUYOSHI TAKESHIGE

竹重 剛毅

2013年入社

意匠設計
インテリアデザイン

YUSAKU HONDA

本多 裕作

2014年入社

構造部
構造設計

AYANO MASUDA

増田 彩乃

2010年入社

主任
電気設備

YUKA NAKAMURA

中村 友香

2012年入社

主任
機械設備

YOSHITAKA SHIBATA

柴田 善崇

2013年入社

意匠設計

Interview

立地が持つ弱点を強みに変えて。

青木

ダイワロイネットホテル銀座を特命で設計を担当して以来、施主様よりご好評をいただき、国内外の多数のプロジェクトを特命で受注しています。(仮称)ダイワロイヤル有明南K区画計画は、既存店のなかでも最大の客室数となるビッグプロジェクトでした。同じシリーズのホテルでも、その場所や景観に対してどういった答えを出していくかは異なってきます。今回のプロジェクトでも、その土地の特性を活かし、可能な限り深く考え抜くことを意識しました。

古郡

りんかい線国際展示場駅とゆりかもめ有明駅との間に建つ(仮称)ダイワロイヤル有明南K区画計画。今回のプロジェクトの核となったのは、立地の特性を活かした、2つの駅を繋ぐ“通り抜けプロムナード”でした。

竹重

ただ繋げるだけではなく、駅同士をスムーズに繋げるためにどうすればいいかを、とても意識しましたね。

古郡

実は、各駅間には4mほどの段差があり、現在は非常に往来しにくい構造になっているんです。今回はその弱点を逆手に取り、施設の中央に幅約15m、高さ最大10mのダイナミックな吹抜け大空間をもつゲートを配置し、施設の顔としてインパクトある印象を与えるデザインにしました。また、エレベーターの設置など、雨に濡れずに移動できるバリアフリー対応の動線機能を持たせ、移動の快適性も実現しました。通り抜けプロムナードを中心に据えることで、人通りが増え、施設自体の活性化にも繋がっていくと考えています。

日本を代表し、世界へ発信するホテルへ。

古郡

来たる2020年の東京オリンピック・パラリンピックの玄関になる施設を目指した今プロジェクト。照明デザイナーとして世界的に著名な石井リーサ明理氏(I.C.O.N)とのコラボレーションで、通り抜けプロムナードに印象的で洗練された照明デザインを取り入れました。お客さまの多くは夕方にチェックインし、夜景のなかではじめて建物を目にすることがほとんどです。そういったシーンを想定し、お客さまをより心地よくお出迎えできるよう、照明デザインにも力を入れました。

竹重

建築デザインでは、日本らしさを意識しました。外観は、繊細な縦のラインを強調した日本の情緒を。通り抜けプロムナードには、日本の匠である下見張りという技法を参考にしたデザインを採用しています。インテリアデザインは、大都会東京のスタイリッシュさと「和」の温かさを掛け合わせたデザインに。全体的に日本らしさを感じるデザインとすることで、国内外のお客様に向けて日本の魅力を実感してもらえるホテルを目指しました。

抽象的なコトバではなく、具体的な画で対話をする。

竹重

与えられた条件のなかで、いかに魅力的なデザインができるか。どう構造・設備設計に落とし込んでいくか。若手のメンバーがいたからこそ、柔軟な発想をぶつけ合えたのかなと思います。

中村

議論はとにかく沢山しましたね。それぞれの分野で譲れない部分は、話し合いを通してクリアにしていきました。今回のプロジェクトは、敷地や環境の条件など、従来のロイネットホテルとは異なる規制が多く、新しい手法で取り組む必要がありました。私たちにとっても、施主様にとっても新しい試みとなることが多かったです。さまざまな条件があるなかでも、意匠設計と施主の皆様が、いいものを丁寧に作りたいという思いに寄り添える設備計画を意識しました。

青木

コスト面や構造・設備の性能面、デザイン面など、すべて必ず画にできるもの。コトバだけではなく、自分のイメージを具体的なかたちにして議論するようにしていましたね。なぜこれがいいのかの根拠を明確にして相手に伝えることで、みんなが納得して進行できるようにしていました。

いいものを作りたい。真摯な想いがつなぐもの。

青木

 (仮称)ダイワロイヤル有明南K区画計画は、これまでにいくつか監修業務を携わらせていただいた先に繋がったプロジェクトなので、これまでに施主様から頂いたご意見を反映できるように意識しました。また、同時並行で進行しているダイワロイネットホテルシリーズのプロジェクトメンバーにも、これまでの知見を共有するなどして、ドメイン全体のサービス価値の向上を目指しました。

古郡

施主様から『梓設計が携わってくれてから、いい方向に変わったね』との声をもらえたことは嬉しかったですね。“ただひたすら、いいものをつくりたい。”真摯な思いで建築に向き合うことで、施主様との信頼関係を築いてこれたのではないかと思います。

その他関連実績