Index

scroll

Work実績紹介

物流・生活インフラドメイン

秋田市斎場

  • 建築主

    秋田市

  • 所在地

    秋田市

  • 竣 工

    2012/07

  • 階 数

    2F

  • 延床面積

    4,501㎡

  • 構造

    RC造

  • 炉数

    12基

  • 設計

    梓・渡辺設計共同企業体

火葬炉の老朽化と将来の火葬件数増加による炉の不足に対応すべく、旧秋田市斎場と旧雄和火葬場を統合し新しい斎場として整備されました。緑豊かな自然環境を生かし、故人を偲ぶ儀式を執り行うにふさわしい厳粛さと安らぎのある斎場として、永く市民共有の資産となる施設を目指しました。 東西に長く高低差のある敷地形状を利用し、アプローチとなる西側1階に火葬エリアを、地形に沿って東側2階に待合エリアを配置し、全体の高さを抑えた計画としています。施設外観は、自然の風合いで恒久的な存在感を持つせっ器質タイルを採用し、周辺環境との調和を目指しています。

本施設の特徴である吹抜け空間の告別ホールは、秋田の火葬時に「水を供える風習」により待合エリアから行き来する会葬者に配慮し、十分な広さと高さを確保しています。さらに、告別ホール上部は秋田杉を利用したルーバーを設置し、地域性を意識できる象徴的な空間としています。告別ホールの告別室に面した場所には水場を設け、水を供える会葬者の空間と告別室は明確に分離し落ち着いた儀式空間を実現しました。告別室、収骨室や待合エリアはその空間に合った素材や色調を選択し、遺族や会葬者が葬送のながれを感じられる雰囲気づくりに心掛けています。

その他最新実績

物流・生活インフラドメイン

暮らしのあり様が多様化する現代において、システム、プログラム、ソフトからの要請により、望まれる建築の姿、価値は日々進化しています。特に、社会基盤といえる生活インフラ施設は、建築物として稼働を開始した後も長期にわたりその変化に追従できるものでなくてはなりません。

続きを見る